老人ホームを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。
この記事では、それらを大きく4つのカテゴリーに分けてご紹介します!
選び方を間違えないためにも、ぜひ参考にしてみてください!!
1. 費用面とエリア選び
◎老人ホーム選びの際、多くの方が悩まれるのが費用面とエリアではないでしょうか?
- 費用の確保方法:年金内の入居を目指すのか、預貯金から月にいくら切り崩すのか。自宅の売却で資金を用意する場合や、貯金から捻出するケースがあります。
- エリアの利便性:住み慣れた地域や、家族が訪問しやすい場所なのか。
- 施設の特徴:駅近や自然豊かな環境(海が見える場所など)、またはレクリエーションが充実している施設など、希望に合わせて選びましょう。
さらに嗜好品(タバコやお酒)が許可される施設かどうかも確認する必要があります。
◎将来を見据えた選択を
本人がどのような生活を望むのか、家族がどの程度介護に関わりたいのかを見極めましょう。例えば、以下のようなケースがあります。
- 本人の自由を重視:自立度が高い場合は、自由に外出できるサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)が適しています。
- 介護が必要な家族の負担軽減:介護付き老人ホームなど、手厚いケアが提供される施設が選ばれることが多いです。
また、「85歳で入居したけど、100歳まで住み続けられるのか」といった長期的な視点も重要です。将来の移動の可能性も考えながら選択しましょう。
明確な希望を整理して、どのような生活を送りたいのかを考えることが重要です!
2. パンフレットやウェブ情報での事前把握
施設選びの第一歩は、パンフレットやウェブサイトの情報を確認することです!
ただし、これらの情報だけでニーズをすべて満たせる施設を見極めるのは難しいのが実情です。
- パンフレット情報の活用:どんなサービスがあるのか、費用、施設の概要をざっくり把握するために役立ちます。
- 情報の限界:施設の雰囲気や職員の対応などは実際に見ないとわからない部分も多いです。
- 見学予約の重要性:いきなり見学に行くのではなく、事前に予約して担当者とじっくり話す機会を作りましょう。丁寧な対応が受けられるかどうかも施設選びの判断基準となります。
事前の情報収集はあくまで「下調べ」として活用し、その後の現地見学につなげることが大切です。
3. 施設見学は必須!事前に体験を
希望条件を絞り込んだら、次に行うべきは施設見学です!
実際に訪れることで、パンフレットやウェブサイトだけではわからないことを確認できます。
- 施設の雰囲気:施設全体の清潔さやスタッフの対応。
- お食事や日常のケア:味や量、栄養バランスのほか、提供される時間もチェック。
- 設備:お部屋や共用スペースの広さや使いやすさ。
体験入居を提供している施設もあるため、可能であれば利用してみるのもおすすめです。
実際の生活感を確かめることで安心感が得られます。
見学時の注意点
施設見学の際には、営業のアプローチにも注意しましょう。
- 強引な営業トークに注意:
- 「今日中に契約すれば割引します!」
- 「次の入居希望者が待っています!」
このような急かす営業スタイルをとる施設には慎重になるべきです。納得したうえで契約するために、焦らず他の施設とも比較してください。
4. 実際に見て初めて気づくポイントを確認
パンフレットやウェブサイトに載っていない重要な情報は、実際に施設を訪れたときに初めて分かるものが多いです。
- 周辺環境
- 駅やスーパーへのアクセス性。たとえば坂道が多いと移動が難しくなる場合もあります。
- 近隣にコンビニや病院があるかも確認しましょう。
- 施設内の環境
- 日当たりや部屋から見える景色。これらは毎日の生活に大きく影響します。
- レクリエーションの内容や頻度も、入居後の楽しみに直結します。
- 雰囲気のチェック
- 職員の対応や他の入居者の雰囲気が、自分に合っているかを感じ取ることが大事です。
- 施設全体が明るい印象かどうか、内装や清掃の状態も要チェックポイントです。
実際に足を運び、五感で確認することで、パンフレットでは分からない「住みやすさ」を見極めることができます。
最後に
老人ホーム選びは人生の大切な決断です。費用や条件、施設の雰囲気など、さまざまな視点から比較検討し、後悔のない選択をしてください。