介護離職防止を考えるフォーラム2024in大阪に参加してきました!
こんにちは!老人ホーム紹介センター円かの水田です。
先日、仕事と介護の両立がテーマの介護フォーラムに参加してきました!
超高齢社会が進む中、家族に介護が必要になった際、仕事を辞めざるを得ない「介護離職」が深刻な問題となっています。
当センターにおいても、ご相談者の中には仕事と介護の両立で、介護の対応に苦慮されているご家族からご相談をお受けすることは少なくありません。
今回のフォーラムは、「介護離職防止」をテーマに、最新の情報や他企業の取り組みを学び、現場で活かすための絶好の機会と感じて参加しました。
経済産業省の試算によれば、仕事と介護の両立が困難になることによる経済損失は、2030年には約9.2兆円に達するとされています。
この損失には、労働生産性の低下や介護離職による影響が含まれています。また、同年には、仕事をしながら家族の介護を行う「ビジネスケアラー」の数が約318万人に増加すると予測されています。
これらの状況を踏まえ、経済産業省は企業向けに「仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドライン」を策定し、企業が従業員の介護と仕事の両立を支援する取り組みを推進しています。
フォーラム参加の背景と目的
現在、日本では高齢者人口が全体の3割に近づき、介護を必要とする家族を抱える人が増加しています。
「家族の介護が理由で働けなくなる」状況をいかに防ぎ、仕事と生活の両立を実現するかが課題です。
当センターもご家族や介護支援専門職(ケアマネージャーやソーシャルワーカー)からの相談を受ける中で、介護離職防止は避けて通れないテーマであると感じています。他企業の成功事例や、最新の支援策を学び、サービスの向上や、より良い提案につなげていきたいと考えています。
また、ヤクルトグループは、地域に根ざし、人と人とのつながりを大切にしてきた企業です。
その姿勢を「介護支援」という分野でも発揮し、家庭と社会を支える役割を果たしてまいります。
フォーラムの概要
- 開催日時:2024年11月9日(土)14:00~16:30
- 会場:明治安田生命肥後橋ビル(大阪市西区)
- 主催:一般社団法人日本単独居宅介護支援事業所協会
- 参加者層:介護支援に取り組む企業経営者、人事担当者、ケアマネージャー、病院ソーシャルワーカー、地域包括支援センター職員など。
- 基調講演:「これからの人材確保・育成・定着~仕事と介護の両立支援の未来~」(株式会社beleef 川浦文彦氏)
- 座談会:介護支援に取り組む企業担当者が登壇し、実践事例や課題を共有
基調講演の要点
企業側が支援すべきポイントとして、以下の具体的な取り組みを提案。
・介護休暇制度の充実:社員が安心して一時的に仕事を離れられる環境づくり。
・フレックスタイムやリモートワークの導入:介護と仕事のスケジュール調整を柔軟に行える仕組み。
・社内介護相談窓口の設置:社員が気軽に相談できる環境の重要性。
座談会で紹介された事例
ロート製薬の取り組み
・社内介護相談窓口の設置:社員が介護の悩みを専門家に相談できる
◎従業員からの反響
・「心の負担が軽くなり、仕事への集中力も戻った」。
・社員の状況に合わせた柔軟な対応が、企業への信頼感を高めている。
坂井商会の取り組み
・業務シェアリング:介護中の社員が一時的に離職しても、職場全体で業務を分担して支える制度。
◎従業員からの反響
・社員同士の助け合いが、職場の一体感を高める好循環を生んでいる。
共通するポイント
・「支援制度だけでなく、職場全体で助け合う文化」が成功の鍵となっている。
・家族での支え合いに加え、企業や地域の支援も大切だと感じたことを伝える。
まとめ
介護が必要になったとき、一人で抱え込まず、頼れる場所を見つけることが大切です。
微力ではございますが、私たち『円か』も仕事と介護の両立へのお手伝いをさせていただきます。
水田 喜久
円か相談員 数多くの施設から、最適な施設を見つけ出すことは困難かと思います。ご家族やご本人の立場に立った目線で将来を見据えた施設選びをご一緒に検討させていただきます。お気軽にご相談ください。
お問い合わせ先 0120-21-8960