老人ホームを見学する際は、必ず担当者の方と一緒に老人ホーム内を見てまわります。
見学していく中で気になることや確認しておきたいことがたくさん出てくるかと思いますが、
最低限聞いておくべきポイントをあらかじめ準備しておくと良いでしょう。
ここでは老人ホームの見学時に質問すべきことをいくつかご紹介していきます。
老人ホームの入居条件
一口に老人ホームと言っても施設ごとに入居条件が定められていて誰でも入居できるとは限りません。
介護度、持病の有無によって希望の老人ホームに入居できない場合もあります。
これは老人ホームの受け入れ体制がどの程度整っているかによって決められているものです。
介護度や持病の他に、認知症の有無、医療対応の有無、介護食が必要かどうかなど
入居予定者の状況や体調を伝えて入居可能かどうか聞いてみましょう。
老人ホームの退居条件
入居後、思わぬ病気や怪我を負ってしまい入院を余儀なくされた場合は、
老人ホームを退居しなければならなくなることもあります。
老人ホームには必ず退居条件というものが定められているので、
終身利用契約であっても退居しなければならない状況も十分に考えられます。
入居者への暴力や暴言、費用面の支払いができなくなった場合など
老人ホームが定めた条件が必ず用意されているので担当者に尋ねてみてください。
月額利用料以外に必要な費用
入居後最もトラブルになりやすいのが、月額利用料や入居費用などお金にまつわる問題です。
パンフレットなどに記載されている月額利用料には、
日用品費(オムツや医療費など)・レクリエーション参加費などが含まれていないことが多いです。
老人ホームによっては、介護保険サービス費や介護サービスの内容によって異なる場合もあります。
老人ホームの月額利用料の他に必要な経費がどれくらいなのか、事前に質問しておくようにしましょう。
介護方針について
大切な家族が暮らす場所を選ぶのですから、預け先の老人ホームがどのような方針、
介護体制、サービスを提供してくれるかは非常に重要なポイントになってきます。
老人ホームを案内してくれる担当者が話している内容と実際見学した時の印象を照らし合わせて、
食い違う点がないか確認することが大切です。
老人ホームを見学する際は、あらかじめ質問しておくべき内容をまとめておきましょう。
準備しておいた質問の内容を全て聞くことができない状況も考えられるので、
優先順位を決めておくことも大切です。
チェックリストを用いる場合は、老人ホームで記入せず自宅に帰ってからまとめるようにしてください。