老人ホーム選びをする時は、実際に見学することで老人ホーム全体の雰囲気や入居者の様子、
スタッフの接し方など多くの情報を得ることができます。
今回は見学を行う際にどのような視点で観察すれば良いのか、
見学時にチェックすべきポイントについてご紹介していきましょう。
スタッフや入居者の身だしなみや対応
老人ホームに見学に訪れた時、スタッフはしっかりと挨拶ができているかチェックしておきましょう。
入居者が来訪者に明るく挨拶ができている場合は、
入居者との関係も良好で入居しやすい環境であることが多いです。
反対にスタッフが無愛想だったり入居者の服装が乱れている場合は、
ストレスや疲労が蓄積している証拠と言えるでしょう。
老人ホームの衛生面や雰囲気は?
老人ホームが清潔に保たれている老人ホームは、施設内の雰囲気が良いところが多いものです。
見学をする際は、居室以外にトイレや浴室、共用スペースなどを一通り見てまわることができます。
老人ホーム内の衛生面や雰囲気のチェックは怠らないようにしてください。
食事中の様子を見せてもらおう
見学に行く際は、老人ホームの昼食の時間帯に合わせて訪問することをおすすめします。
大抵の老人ホームで食事の試食を行っているので、
実際の食事内容を目で確認し味つけや調理方法などをチェックすると良いでしょう。
また老人ホームのスタッフの食事介助の様子も見てください。
食事中に起こる事故は、誤飲や窒息などが挙げられます。
こういった事故に十分対応できるスタッフの人数がいるか、
入居者の食事のペースに合わせてくれるかなどを確認しておきましょう。
居室の間取りや設備をチェック
居室は入居生活の中で最も多く過ごす場所になります。
居室の間取り、広さ、設備、日当たりなどは実際に見学してみなければ確認することができません。
コールボタンの設置場所やテレビ、カーテンなど備え付けの設備は
何があるかチェックしておくことも重要です。
ベッドやドアの形状や床材なども確認し、
衝突や転倒事故を起こしてしまった時の配慮がなされているかも確認しておきましょう。
ここでご紹介した老人ホームを見学する時のポイントは、ほんの一部に過ぎません。
入居を決めるポイントは他にいくつも存在しますが、
老人ホームをいくつか見学してみても大きな差が生まれないこともあります。
そういった時は、入居予定者がその老人ホームで生活している姿を想像してみてください。
そしてこの老人ホームであれば安心して過ごせるというポイントに優先していきましょう。