老人ホームへの入居を検討した際に、メリットやデメリットについて考える人も多いでしょう。
ですが、老人ホームにもいくつかの種類があります。
種類によってメリットやデメリットに違いがあるので確認していきましょう。
有料老人ホームのメリット・デメリット
介護が必要な高齢者を対象にした施設が介護付き有料老人ホーム、
介護が必要な高齢者だけではなく介護が必要ない高齢者の入居もできる施設が住宅型有料老人ホーム、
自立した高齢者が快適に入居できるよう考えられた施設が健康型有料老人ホームと言います。
それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。
介護付き有料老人ホーム
メリット
- 介護費用が定額で費用面で計画が立てやすい
- 介護ケアを24時間体制で行っている
デメリット
- 入居一時金が高額な可能性がある
- 外部の介護サービスを依頼したくてもできない
住宅型有料老人ホーム
メリット
- 必要である介護サービスを自分で選択できる
- 外部の介護サービスを利用できる
デメリット
- 自己負担額が多くなる場合がある
- 介護ケアは緊急時以外行われない
健康型有料老人ホーム
メリット
- レクリエーションなどのイベントが多い
- 設備が豊富で快適に暮らせる
デメリット
- 要介護度が重度になれば退去しなくてはいけない
- 内向的な性格の高齢者には向かない可能性もある
特別養護老人ホームのメリット・デメリット
自立した生活が難しい高齢者を対象にした老人ホームで重度の要介護者であるほど優先順位が高くなります。
特別養護老人ホーム
メリット
- 入居一時金が必要ないのでまとまったお金がなくても入居可能
- 月額料金が安価
- 原則、終身での利用が可能
- 介護ケアやリハビリ、レクリエーションなどのイベントが充実している
デメリット
- 医療依存度が高い高齢者の入居が断られる可能性がある
- 入居待機者が多く、入居するまでに時間がかかることもある
- 介護スタッフが常駐していない施設もある
養護老人ホームのメリット・デメリット
自立した65歳以上の高齢者を対象にした老人ホームで経済的な理由を持っていることで入居できます。
養護老人ホーム
メリット
- 入居一時金が必要ない
- 月額利用料金が安価である
- 夜間でもスタッフが常駐しているから緊急時には対応してもらえる
- 自立した生活ができるよう支援を受けられる
デメリット
- 要介護1以上の認定を受けている高齢者は入居できない
- 自治体によっては入居条件が厳しい
- 老人ホームの数が少ない